長銀はなぜ敗れたか

出版:PHP研究所

発行年月:2001.04

目次

第一部 因果はめぐる
 第一章 そごう倒産
興銀のそごう再建案
新生銀行は債権放棄を拒否
マスコミと政治がそごうを潰した
民事再生法の適用
再建は精算か−瀬戸際の攻防?
国民は損をしたか
瑕疵担保条項の果たした機能
買い物上手のリップル社
堂々たる経営布陣
債権放棄しても損をしない
倒産させて買収する
第二部 生き残り競争のために
 第一章 長銀対興銀
そごう大躍進の秘密
重化学工業から流通業へ
絶好の融資先だったそごう
メインバンクの地位争い
使命の終わった長信銀制度
活路は不動産への融資
 第二章 栄光から凋落へ
猛進するそごう
引くに引けない融資
流通革命とデパートの衰退
新しいタイプの大型店が登場
アジアと結合する企業の出現
変わる消費動向
生活がファッションになった
第三部 逡巡の果て
 第一章 金融不信
乱脈融資の象徴−尾上縫事件
闇の世界からの脅し
大誤算イ・アイ・イ支援
「再建駐留軍」を派遣
噴出した大蔵省スキャンダル
第二章 物価下落の泥沼
 担保不動産開発の無理
住専処理の深刻な後遺症
何もかもが先送り
「金融危機」ついに発生
大手銀行へ公的資
第四部 策略に敗れて
 第一章 大蔵省の大迷走
不良債権活性化」の幻想
心細いセーフティネット
あまりにも無謀な財政再建
ビッグバンの失敗
暴走する国際投資マネー
第二章 日債銀の救済
大銀行の救済は国際公約
くだされた「投資不適格」の宣言
「大蔵省管理銀行」へ
大蔵主導の奉加帳方式による救済
日本生命の反乱
粉飾された大蔵省検査
第三章 長銀の起死回生策
外資との提携に賭ける
期待された明るい未来
スイス銀行の変心
大いなる誤算
大蔵省の責任逃れ
第四章 長銀陥落
内堀も外堀も埋められる
市場からの波状攻撃
あまりに絶妙なタイミング
住友信託の逡巡
政争の具と化した長銀問題
長銀救済の方が安上がり
長銀・日債銀の経営者はスケープゴード
長銀マンの性(さが)と誇り